お役立ち情報
相続税の路線価を調べる方法
1 相続税の路線価とは
相続税の路線価は、相続財産である土地の相続税評価額を計算する際に使用される価格で、道路に面する土地の1平方メートルあたりの価額を表示します。
以下の手順で調べることができますので、ご説明いたします。
2 路線価図の入手
路線価は、国税庁の「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」で公開されています。
以下のいずれかの方法で入手できます。
①国税庁のウェブサイトからダウンロード
国税庁のウェブサイトで、最新年度の路線価図をPDF形式でダウンロードできます。
②税務署で閲覧・コピー
税務署で路線価図を閲覧したり、コピーしたりすることができます。
ただ、一般的には、①の方法でウェブサイトから確認するのが多いと思います。
3 路線価図の見方
路線価図は、地図上に路線価が記載されたものです。
路線価は、道路に接する宅地に対して、1平方メートルあたりの価格が千円単位で表示されています。
図面の見方を概説すると次の通りです。
①数字
路線価を表します。
例えば、「200」と記載されていれば、その道路に面する宅地の1平方メートルあたりの評価額は200万円となります。
②アルファベット
借地権割合を示します。
AからGまでのアルファベットで表示され、Aが90%、Bが80%、Cが70%、Dが60%、Eが50%、Fが40%、Gが30%となります。
借地権割合は、相続した財産が土地に対する借地権である場合に、その借地権の評価額を計算する際に使用します。
4 路線価の確認
評価したい土地が面している道路に記載された路線価を確認します。
評価に際しては、対象土地の形状に応じ間口狭小や奥行長大などの補正が必要となり、また、道路との接面状況に応じ、角地や準角地、二方向路線などの補正が必要となります。
5 土地の評価額の計算方法
路線価に、土地の面積を掛けて評価額を計算します。
計算式:土地の評価額 = 路線価 × 土地の面積(平方メートル)
例えば、路線価が20万円で、土地の面積が100平方メートルの場合、土地の評価額は、20万円 × 100平方メートル = 2000万円となります。
6 補正の検討
上記で紹介したように、土地の形状や状況によっては、路線価を補正する必要があります。
主な補正の種類は以下の通りです。
・奥行価格補正:土地の奥行きが著しく短い、または長い場合に適用されます。
・不整形地補正:土地の形状が不整形な場合に適用されます。
・間口狭小補正:土地の間口が狭い場合に適用されます。
・がけ地補正:土地にがけ地が含まれる場合に適用されます。
上記の補正が必要な場合は、国税庁の「財産評価基準書」で補正率を確認し、評価額を計算します。
7 土地の相続税評価でお困りなら
路線価は、あくまで相続税評価額を計算するための基準であり、実際の取引価格とは異なる場合があります。
路線価は毎年見直されるため、最新年度の路線価を確認するようにしてください。
複雑な形状の土地や、接道状況などが特殊な状況にある土地の評価は、専門的で難解です。
ぜひ、税理士に相談することをおすすめします。
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